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[ 原 研哉 ] の検索結果:6 件

むしろ知っていたはずのものを未知なるものとして、
そのリアリティにおののいてみることが、
何かをもう少し深く認識することにつながる

ポスターや雑誌広告では、あまり大きなメッセージは出さず、お客さんが無印良品にどんなコンセプトを見立てようとも受容できる広告ビジュアルを作っています。からっぽの器を差し出して、それにイメージや思いを入れてもらおうという考え方です。僕はこれを「空(うつ)」、英語で「エンプティネス」と呼んでいます。見る人によって考えることは全然違うのに、強い求心力が生まれている状態。その意味を問わなくとも、アイコンタクトだけで機能を果たすコミュニケーションなのです。

無印良品は、シンプルではなく、エンプティネス。
“空っぽ”の中には、何でも入れられます。

人間が暮らすことや生きることの意味を、
ものづくりのプロセスを通して
解釈していこうという意欲がデザイン

むしろ知っていたはずのものを未知なるものとして、そのリアリティにおののいてみることが、何かをもう少し深く認識することにつながる。

マーケティングによってニーズを、つまり甘やかされただらしない欲望を掘り起こして、ほしいものを与えていくことによって生まれる文化よりも、デザインによって覚醒されていく生活の方が、確実に社会を豊かにしていくからです。そこに早く気がついた経済文化圏が、やっぱり次の時代をリードしていくんじゃないでしょうか。



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