自分の努力をこれみよがしに人に見せるのは、野暮だ。
たとえ、必死の努力をしていたとしても、いつも涼しい顔をして、「ヒマだね」くらい言っている人は粋だ。
大きな声で主張したり、意欲的にモノを言う、ガツガツした人も同様に、野暮だ。
いくら真剣でも、その真剣さを見せずに、ヒラヒラと軽やかに振る舞う人は粋だ。
これらの考え方は、現代的思考にどっぷりつかった人には、相容れないかもしれない。
右往左往しないで、効率的に一直線に行くことがいいという価値観だからだ。
江戸では、無駄を尊び、無駄の中に面白さを見つける。
「人間一生、物見遊山」
にこにこ笑ってらくーに生きれば、にこにこ笑ってらくーに死ねる。